大学でのワクチン集団接種 若い人の不安と大学の課題
多くの大学でキャンパスでの集団接種が行われている。幾つかの大学での接種率を聞くと、6割台に留まっているようだ。とても残念である。やはりワクチンへの漠然とした不安や、SNSの誤った情報もあるのだろう。この点は、若い世代だけではない。先日あるZOOMでの会合に何人かの教員の方が出ておられた。30代から40代の方々だったが、ワクチンに不安を持たれており、接種をできることを嬉しいという人があまりいなかった。これには驚いた。6月の初めには、60代以上の人たちが接種の予約が出来ずに怒っているという話があったが、若い世代は逆のようだ。 これからの大学の課題は、多くの学生に科学的に納得してもらい、ワクチン接種に参加してもらうことのようだ。このブログでも紹介したが、今年の2月に行われたイェール大学の学長さんたちのセミナーで今後の課題はキャンパスで学生たちに如何にワクチン接種をしてもらうかだ、科学的な知見を理解してもらい、ワクチン接種を広げられるかだと話しておられた。まさに日本でも同じ課題がこれからの大学の課題である。