JASSO 留学経験者セミナー、海外留学は当たり前の選択肢になった

今日はJASSOの海外留学のオンラインの2020年度海外留学オンライン説明会(留学経験者セミナー)があったので、視聴させていただいた。大変に面白いセミナーだった。

 今回の三人の学生のうち、二人の学生は高校までに海外での学習経験があるが、一人の学生は国内のみの教育を受けていた。その学生たちがどうやって高校卒業後に海外留学に至ったのか、進路選択の方法、情報の集め方、学費、親御さんの説得、コロナ禍でのオンライン授業など、非常に面白く進められていた。

三人の留学先は、米国、オランダ、マレーシアである。米国・オランダの学生はリベラルアーツカレッジ、マレーシアの学生はビジネス学部である。学年はそれぞれに分からないが、2年ぐらいは現地で生活しているのであろう。その話しぶりは自信と満足感に溢れていた。海外留学が彼らに大きな成長の機会を与えたことが分かる。

学生のひとりは、東京の日比谷高校を卒業して、直接海外留学してアメリカのリベラルアーツカレッジに留学している。日比谷高校は私の母校でもあるが、高校での会合で、最近は優秀な学生が海外大学に行くようになったと数年前にも聞いたことがある。私の若い頃は留学と言っても極めて特別なことだったが、今の若い人には一つの選択肢として当たり前の現実的なものになったと改めて感じた。

 日本の大学にとっては学生の国際体験を真剣に考え、その機会を提供することが競争力の源泉になると改めて感じる。私自身がドイツのミュンスター大学で学んだときは既に26歳になっていたが、そのときに感じた新鮮な驚きや喜びが改めて思い出された。私の子どもたちも国内の大学で学んだが、ふたりとも海外大学に交換留学で留学しており、ふたりとも行って良かったと話している。多くの学生にはぜひ短期、長期の留学を試みてほしいし、大学はその機会を提供することが生き残りの条件になると考えねばならないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

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